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02年海兵隊移転訓練情報D

 ラングレー中佐に聞く  移転反対別海町連絡会現地本部だよりbTより

 9月17日、矢臼別演習場内で米海兵隊の射撃訓練が公開され、周辺自治体の関係者30人ほどが立ち会いました。
 当日は、米軍が「GPカウボーイ」と呼ぶ地点と「山吹台(着弾監視場)」と言う地点の2箇所で説明や質疑応答が行われたのですが、ここで紹介するのは「山吹台」での質疑応答の一部です。録音したテープをおこしたものです。
 「Q」(質問)は、浜中町議・加藤弘二、別海町議・吉野宮子、中村忠士 の皆さん。「ラングレー」は指揮官のマイケル・E・ラングレー中佐です。

Q 発弾から着弾まで何秒かかるのか?

ラングレー 35〜40秒ほど。
 地図があるので見てほしい。(地図の北東部を指して)先ほどはGPカウボーイにいた。(次に西部を指して)こちらが着弾区域になる。約14キロ離れている。
 もう一つの砲兵隊が発射しているのが、GPベンガルスということになる。ベンガルスの方は午前中
撃っていたが、本日の分はもう終了ということになった。
 ベンガルスは泥の状況が悪いので場所の変更を検討している。いくつかの候補地があるが、状況が悪いので比較的まともな方を探している。

Q ベンガルスから着弾地まで何キロか?

ラングレー (ボールペンの軸を使って距離を測る)8キロだ。(※GPベンガルスは地図中央よりやや南東側)

Q 昨日(16日)と砲座の位置は変わっているのか?

ラングレー 2つの砲兵隊とも昨日から位置は変わっていない。
 (地図西側の着弾地を指して)こちらに赤い四角が二重に描いてあり、2つとも着弾区域となっているが、米軍としてはこの大きい区域ではなく、その中にある小さな区域〜こちらは、縦・横とも千メートル以下だが〜安全のためこちらの方に着弾するようにしている。

Q ポツンと白いものが見えるところに着弾しているようだが、あれが目印か?

ラングレー あれがターゲットとなっている。そして、着弾区域の中のほかのものを目標とするときに、その白いものを参考にして位置の確認を行っている。

Q ドロドロで砲座の位置を探しているということだが、どういう状況なのか?砲座がゆれるのか?

ラングレー 現在のところでも地面がぬかるんでいて、また別の所を探している。その理由としては、あまりドロドロになると動いたり、発射の衝撃で少し沈むということがある。沈んでしまうと上げなければならないので、その手間を考えて別のいい場所を探しているということだ。(略)

Q 若い兵士も多いので、新兵を中心にした基本的訓練かなという感想があるが、ここでやっているのは新兵を中心とした基本的訓練か?

ラングレー 基本訓練ではない。技能維持などを含めて即応態勢を保つための訓練だ。既に資格も技量も十分に達しているからここに来て訓練を行っているのだ。
 若い兵士もいるが、若い兵士の中で、¥技量が未熟な者はこちらの方には連れて来ないということになっている。安全を期するため、大隊長の基準があって、その基準を満たさない者は訓練に参加しないということになっている。

Q 着弾地の手前に新しい施設が出来ていて、クラスター弾の着弾地という話だが、それを使用しているのか?

ラングレー こちらは全くわからない。自衛隊の方がわかると思う。